2021年01月06日

近代オリンピックとは何者か?

 自民党幹事長の2Fが、会見で、東京オリンピック、パラリンピックについて「党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」 と述べた。
 ろくでもない自由民主党だけでなく、その利権に群がる企業や、忖度してその利権の恩恵を受けようとするテレビ局や自称ジャーナリストなども東京オリンピック・パラリンピックの開催を前提にした報道や発言をしている。
 自由民主党なんていうのは、党利党略優先で人命など軽視していることは、鼻がもげた象の顔をひしゃいたような見苦しく、無脳なバカ象政権、貧相で下司な子泣き爺・ゲースーことスカ政権で可視化された。
 桜を見る会などは、党利党略というより、バカ象の私利私欲によるものだ。
 情けないのが、利権につながらないと、切り捨てられている政権の恩恵を受けることができない者までもが、選挙になれば、自由民主党に投票するというこのクニの民意の低さだ。
 私など、どこで調べたか、自由民主党の候補の投票依頼の電話がかかってくることがあるが、その電話に対し私は「バカにするんじゃねぇ。わしは自民党を推すほど、バカじゃねぇわ」と応えている。
 医師免許なんていうのは、国家資格の中では、自動車の運転免許と同様に、合格率が高く、しかも自動車の運転免許のように更新制でないから(放射線科医を除く)、最新の知識などないに医師が山ほどいる。
 加えて、医療行為は産業上の利用可能性(特許法29条1項柱書)がないことから、特許要件を満たさず、特許の対象になっていない(医療器具や医薬品は特許の対象になっている。ただし医薬が特許の対象となるのも30年ほど前)ことから、少数の研究医を除き、ほとんどの臨床医は新薬などに疎い。
 いわば、政治屋と同じぐらいに、知ったかぶりをしている素人いっていいのが医師なのだ。
 悲しいかな、私が住む愛知14区では、医師免許取得している自民党の今枝とかいう小僧が、代議士に選出されている。初当選して早々、議会に出席せず、さぼって問題になった小僧だ。
 この今枝とかいう小僧、私が民俗芸能の調査に14区内の祭礼に行くと、選挙活動で顔を出していることがある。
 一度、この今枝とかいう小僧を捕まえて、簡単な政治的な質問をしたが、まともな応えは返ってこなかった。それ以降、この小僧は、私の顔を見ると逃げるように遠ざかっていく(笑)。まるで都合が悪くなると逃げ回る無脳なバカ象そっくりではないか。
 今枝なんていう小僧はこの程度の人物だ。これは今枝とかいう小僧のみならず、バカ象やゲースーが総裁になれる自由民主党に所属する政治屋全般にいえることだ。

 話がオリンピック・パラリンピックから脱線したが、話を戻す。
 私は、トランプウィルス感染拡大以前から、オリンピックなど平和の祭典でもなんでもなく、政治利用のイヴェントと認識していた。
 バカ象がアンダーコントロールなどと大ウソをつき、リオオリンピックの閉会式にアホずらさげて登場したことからも政治利用のイヴェントであることは明らかである。
 では、私がなぜ平和の祭典だと思わないか理由を示そう。
 現在ではプロ選手の参加も認められているが、近代オリンピックが開催された当初の参加資格であったアマチュアとは、軍人、士官学校生、そして学生であった。実際、1952年のヘルシンキオリンピックまでは、馬術競技の参加資格は軍人に限られていた。
 またパラリンピックも、1948年に開催されたロンドンオリンピックに合わせ、イギリスのストーク・マンデヴィル・ホスピタル(Stoke Mandeville Hospital)で行われた第二次世界大戰の傷痍軍人の競技會をルーツとするものだ。
 オリンピック・パラリンピックのどこが平和の祭典といえよう。
 加えて、古代ギリシャのオリンピックは、ギリシア人の健康な成年の自由人男子に参加を認めていたが、これとは別にヘーライアの祭典という競技會があり、これはオリンピックといえるものであった。
 ところが、近代オリンピックを始めたクーベルタンは、女性の参加に否定的であり、「男性の參加しているすべてのフィールド競技への女性の參加を禁止する」との言説を殘している。
 一方、オリンピックが政治利用によるイヴェントという点に言及すれば、「オリンピック憲章」の第1章「オリンピック・ムーブメント」第6節「オリンピック競技大会」第1款前段は、「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と規定する(公益財団法人日本オリンピック委員会編2015年度版英和対訳より)。
 ところが、参加選手の選出は各国の大会の優秀者だ。国家間の競争ではないといいながら、これは矛盾している。
 また表彰式に国旗が掲揚され、国歌が吹奏されるのも、国家間の競争ではないということと矛盾している。
 加えておけば、「君が代」が国歌となるのは、1999年に公布施行される「国旗及び国歌に関する法律」2条で、「国歌は、君が代とする」と規定されてからである。
 日章旗についても、第二次世界大戰の敗戰によりGHQが日章旗の掲揚を禁止してから、上記の「国旗及び国歌に関する法律」が施行されるまでの間は国旗ではなかった。
 表彰式には、個人資格での参加と同じように国旗の掲揚ではなく、五輪旗の下、五輪讃歌を吹奏するのがオリンピック憲章に沿ったものになるはずだが、IOCは何に忖度してか、表彰式では日章旗を掲揚し、君が代を吹奏した。
 このようにいい加減な組織が、オリンピックを主催するIOCだ。
 IOCが体たらくだから、商業主義に侵されるのだ。
 私が、トランプウィルスが蔓延する前から、オリンピックに興味がなかったのは、以上の理由からだ。
 なお今回の投稿のカテゴリーを「牛窪考(増補版)」としたのは、本投稿でのオリンピック・パラリンピックの詳細について、推敲中の『牛窪考8増補改訂版)』で言及してあるからだ。

かにすき

 さて、今晩は、かにすき。
 写真の鍋に入っている具材は、カニ、出汁昆布、結び白滝。このあと、長ネギ、白菜を入れて食した。

追記(17:50)
 豊川市議14人と市長の竹本が2時間程飲食をしていたそうだ。
 やはり竹本にはコロナ対策について何も考えていないことが判明した。
 無策なら、せめて自分だけでもおとなしくしてほしいものだが、市職員時代から、竹本は目立ちたがり屋だったという話だ。
 無脳な竹本が首長では、豊川市民はコロナと隣り合わせになる。

追記2(19:40)
 豊川市議会議員は30人、会話別では、自民系のとよかわ未来が21名、公明党市議団が3名、日本共産党豊川市議団が2名、一人会派が4名だ。
 14人という数字から、飲食会の参加したのは、自民系のとよかわ未来だろう。
 ほとほと自民党という集団はろくでもない集団だ。
 そのろくでもない自民党という集団が推したのが竹本であり、今枝という小僧だ。

追記3(1/7)
 今朝の東愛知新聞一面によると、飲食を伴う婚姻会に参加したのは、全員とよかわ未来、呼びかけたのは、とよかわ未来の今泉淳乙。その今泉淳乙によれば、「市長が参加することで出席者が増えてしまった面があるかもしれない」と述べている。お調子者の竹本の責任は重い。次期選挙では、竹本と参加した議員を落選させよう。



同じカテゴリー(牛窪考(増補版))の記事画像
ひな祭り――剥き身の押し寿司
煮するめ
花の舞と湯豆腐で
海人族の古代史――非常民の民俗学への懸け橋
ちゃんこ鍋と……その薀蓄(笑)
蜂龍盃とねぎま汁で一盃
同じカテゴリー(牛窪考(増補版))の記事
 神事藝能と古典藝能 (2023-06-13 08:34)
 日本語について (2023-06-07 16:57)
 萬勝號の遠州袖志ヶ浦漂着と梅が枝節 (2023-05-27 10:49)
 祭禮ないし祭禮組織の變容 (2023-05-16 14:15)
 親鸞、日蓮、空海と明星のスタンス (2023-04-26 16:31)
 『牛窪考(増補改訂版)』の内容の説明25(あとがき~) (2022-03-18 07:12)

Posted by 柴田晴廣 at 16:44│Comments(0)牛窪考(増補版)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。