2023年04月22日

不立文字(ふりゅうもんじ)

 がんの再発悪化で、先も見えてきた中で、大著を残したことはすごいことだと言ってくれる方もいる。
 そして、その著書が時空を超えて残るとも。
 ただ、私はそうは思わない。
 このweb-logで、「胡蝶の夢」等書いているように、私の考えの柱の一つは老荘思想である。
 この老荘思想の前提にあったのが、禪だ。
 私は、豊川高校の卒業。在学時に校内に坐禪堂が完成し、授業とは別に、參禪した。
 上記のように、私は書いたものが時空を超えて残るなどとは思っていない。
 禪の教義で不立文字という言葉がある、文字や言葉では、本当のところは傳わらないということをいう。
 文字でどれだけ残しても、傳えたいことが傳わるとは思わない。
 私の著作を読まなくても、縁のある者には以心傳心、と私は思っている。
 一つ加えて置けば、私は文字のみで、言いたいことを傳えられるほど文章は上手くない。
 



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Posted by 柴田晴廣 at 11:14│Comments(4)雑談
この記事へのコメント
柴田晴廣 様

 不立文字、教えていただきましてありがとうございます。
 禅の言葉なのですね。
 
安達恭史
Posted by 安達恭史 at 2023年04月22日 18:10
安達恭史さま

 佛法も、中国で、老荘思想の影響を受けて変容します。
 たとえば、丹霞燒佛の公案。これなどは、老荘思想の影響抜きでは考えられません。
Posted by 柴田晴廣柴田晴廣 at 2023年04月22日 19:03
柴田晴廣 様

 小生、実家は真宗高田派ですが、禅の考え方の方がしっくりくるように思います。本質を正確に理解しているかといえば、自信はありません。ただ、自分自身の精神と向き合うことは、人にとってとても大切だと思えるからです。

安達恭史
Posted by 安達恭史 at 2023年04月26日 09:39
安達恭史さま

 関連した投稿をしました。
https://tokosabu.dosugoi.net/e1271216.html
Posted by 柴田晴廣柴田晴廣 at 2023年04月26日 17:46
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