2022年10月03日

がんウィルス治療

 Eテレで放送されている「サイエンスZERO」の次回(10.9 23:30~放送、再放送は、10.15 11:10~)は、「ウイルスでがんをやっつけろ!最新治療の新戦略」。
 がんのウイルス療法(oncolytic virus therapy)は、がん細胞内だけで増えるように改変したウイルスをがん細胞に感染させ、ウイルスそのものががん細胞を殺しながらがん細胞内で増幅していくという、がんの治療法です。
 がんのウィルス療法については、昨年、東京大学医科学研究所附属病院脳腫瘍外科の藤堂具紀教授らの研究グループが開発した治療薬が脳腫瘍の治療薬として薬事承認されました。

追記(2022.10.04 11:00)
 日本で腫瘍溶解性ウイルスの研究が開始されるのは、1996年、名古屋大学においてであるが、腫瘍溶解性ウイルスの発見は百年以上前に、その研究も50年以上前まで遡る。

追記(2022.10.05 06:57)
 上記の追記(2022.10.04 11:00付の追記)のように、日本のがん治療の研究は遅れている。
 大腸がんの標準治療ガイドラインで、一般的に使われている抗がん剤フルオロウラシルはなんと1956年の開発で、静注点滴薬で、二日間掛かる。
 TS-1という経口剤が出ているにもかかわらずだ。しかもTS-1(Tegafur/Gimeracil/Oteracil)の開発者は、白坂哲彦氏、製造は大鵬薬品工業。
 このクニが近年、後進国になったとの報道もあるが、がん治療の現状をみれば、近年どころか、昔から現在まで、先進国であったことはない。
 光免疫療法の開発者の小林久隆さんも、その研究はアメリカであった。人材流出も昔からだ。
 このように考えれば、がん治療のみならず、このクニが先進国だったなど幻想である可能性が高い。

追記(2022.10.05 12:55)
 安部の死亡により、自由民主党という政党が出鱈目な集団だということが顕在化した。
 その安倍の得意技は、隠蔽改竄であった。
 このクニが先進国だったというのも、隠蔽改善の賜物だろう。
 二階のいう「安倍の国葬が良かったと思う日本人」ではなくてよかった。
 ちなみに、がんの標準治療ガイドラインは、岸から続く、清話会の小泉純一郎が厚生大臣のときに、小泉の補助金で作成された。
 その標準治療ガイドラインは、抗がん剤のどれとどれを組み合わせるかも事細かに指定しているが、その組み合わせの多くは、TS-1ではなく、フルオロウラシルである。
 そして、自公政権で厚生労働大臣を務めた公明党の坂口力は、大腸がんステージ4であったが、ガイドラインにしたがわない治療で、末期がんを克服した。
 坂口力は三重大学医学部出身で、医師免許を持っており、医学博士である。
 ガイドラインの出鱈目さがわかるだろう。
 新自由主義の自由は経済的自由と精神的自由が衝突したとき、経済的自由が優先する自由なのである。

追記(2022.10.06 08:49)
 現行のガイドラインは、TS-1の例からも、創薬や改薬を促すものではなく、既得権を守るためのものである。
 加えて、重篤な副作用のある抗がん剤が薬事承認されていることを考慮すれば、なおさらである。
 さすが、経済的自由優先の小泉が厚生大臣時代の補助金で作成されたガイドラインである。
 ただ、NHKは、過去も早い時期に新たながん治療を採り上げている。今回もそれを期待したい。
 先に記したように、このクニは後進国であり、世界に誇れるような知的財産はない。
 唯一あるとすれば、初期の段階から同じ神戸出身ということで支援していた楽天メディカルが特許権を所有している光免疫療法の関連の技術といったところだ。
 この光免疫療法とともにウィルス治療関連の技術を過不足なく知的財産権を取得することで、このクニも技術立国が可能になるだろう。
 サイエンスZEROの放送の内容が楽しみである。

追記(2022.10.08 12:12)
 2022.10.05 12:55付の追記で、大腸がんステージ4であった坂口力が、標準治療ガイドラインにしたがわない治療でがんを克服した旨を記した。
 ガイドラインでは、ステージ4は治らないことになっている。ゆえに一般にステージ4は、末期がんといわれる。
 このステージ4のガイドラインが問題なのだ。
 ステージ4はがんが転移又は再発した場合である。
 転移と再発のメカニズムは全く異なる。
 しかしガイドラインでは区別していない。ガイドラインに影響されてか、医者の多くも、転移と再発を区別せずに使っている。
 転移と再発では、メカニズムが異なるのだから、当然治療も異なる。それを区別せずにいるから、治るものも治らないのだ。
 このweb-logで投稿している光免疫療法やウィルス療法は、ステージ4からの完治を目指す治療だ。
 




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Posted by 柴田晴廣 at 07:12│Comments(0)雑談
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