2020年07月14日
鰻丼

買い物に行ったら、昨日の売れ残りと思しき鰻一尾の蒲焼が1980円の値札に半額の札がさらに張られていた。
税抜きで990円、本当は白焼きが良かったが、買うことにした。
一時間ほど、酒をかけて置き、そのまま電子レンジで加熱、その後、皮がカリッとするように焼く。
鰻に掛けて置いた酒は、味醂と砂糖(出来ればザラメ)と、付いていた鰻の頭を足し、アルコールを飛ばし、さらに溜りを足して、鰻丼のたれにする。
炊き立てのご飯に焼けた鰻を載せ、たれを掛け(白焼きの場合は、たれに潜らせる)、丼の蓋をかぶせ、蒸らしてから食す。
鰻は札木の丸よ風に皮を上にした。
私は関東風の鰻丼は嫌いだ。大体背開きにするから余分な脂が落ちず、蒸すことになる。
唯一、関東風の鰻で好きなのは、かぶと。鰻の頭を焼いたものだ。
あれは蒸してある方が断然旨い。
今から40年ほど前、大学に行っていたころ、池袋の駅近く(歩いて一分ほど)にあった「天狗」(いまはもうない)という数人のカウンターのみの店によく足を運んだ。
鰻の頭が五つぐらいが竹櫛に刺さったかぶとが、当時確か一本60円ぐらいだったと記憶する。
鰻が好きだった父と、仕事で上京した折に、かぶとで一盃やったことが懐かしい。
Posted by 柴田晴廣 at 17:51│Comments(0)
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