2022年10月10日

「ウイルスでがんをやっつけろ!最新治療の新戦略」サイエンスZERO

 前回の投稿「がんウィルス治療」では、昨日Eテレで放送されたサイエンスZEROで、がんのウィルス治療をテーマとする放送をする旨を記した。
https://tokosabu.dosugoi.net/e1245550.html
 今回は、そのサイエンスZEROの内容について記す。

 前回の投稿で紹介した薬事承認された脳腫瘍のウィルス治療薬の紹介であり、他のがんの適用についての内容であった。
 開発者の藤堂具紀教授が解説。
 副作用は炎症と発熱だそう。
 近年、遺伝子組み換えにより正常の細胞ではウィルスが増えないように操作出来るようになったことから実用化された。
 また免疫細胞を活性化させ、がんを攻撃させることが出来るそうだ。
 脳腫瘍以外でも動物実験では、すべての固形がんに有効だったそうだ。
 再放送は、15日の昼の11:10から。
 来週もがん関連の内容。

追記(14:49)
 午前中に、9月30日の「何人かから大腸がんに罹患したとの連絡が」と題した投稿で記した高校以来の友人から電話があった。
https://tokosabu.dosugoi.net/e1245250.html
 昨夜のサイエンスZEROについての電話だ。
 彼には、Eテレで、ウィルス治療んい関する番組があると伝えて置いた。
 それで、サイエンスZEROを見ての感想の電話だった。
 彼曰く「すごい治療じゃないか。これで末期がんも怖くないな」であった。
 番組では、1950年代からウィルス治療の研究が始まっていた説明もあった。
 だがしかし、がん細胞だけでなく正常な細胞にもウィルスが働き掛け、がん細胞のみでウィルスが増殖し、がん細胞を破壊できなかったから、研究が進展しなかったとの説明があった。
 それが遺伝子を改変の技術が進展し、安全性の問題がクリアできたとの説明があった。
 さらには、動物実験では、すべての固形がんに有効であることも。
 つまり脳腫瘍のみならず、他の固形がんについても、フェーズ2はクリアできることを暗に認めているのだ。
 そして、他の遺伝子を改変することにより個々の固形がんにより有効なウィルスを生産できる旨の説明もあった。
 以上の話から、彼も、ほとんどの固形がんでの実用化―保険適用は近く、有効な治療が期待できると判断して、「末期がんは怖くない」との発言に繋がったのだ。
 昨夜の番組で気になった点といえば、注射により直接がん細胞にウィルスを注入するという点であった。
 ただ来週放送予定のナノマシンの内容を考えれば、注射により直接がん細胞にウィルスを注入しなくても、このナノマシンにより、ウィルスをがん細胞に運んでもらえば、いいように思う。
 来週は、今週の続きという面もあるのではと私は捉えている。
 なお番組では、ヘルペスウィルスをベースにした治療薬についての話であったが、天然痘のワクチン株をベースにしたウィルス治療の研究も進んでいる。
https://www.amed.go.jp/news/seika/kenkyu/20210115.html

追記(2022.10.11 11:34)
 昨夜、9月30日の「何人かから大腸がんに罹患したとの連絡が」と題した投稿で記した牛久保出身で、兄が大腸がんの食用油脂の企業の研究者の知人からメールがあった。
https://tokosabu.dosugoi.net/e1245250.html
 サイエンスZEROを視たというメールだ。
 彼も、遺伝子組み換えを用いたウイルスによる癌治療に期待したいとのこと。
 そして今後、全国の大学病院で治療事例が増えてくると、色んな事がわかって来ると思うとのこと。
 理系の研究者の言だけに説得力があります。



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Posted by 柴田晴廣 at 00:01│Comments(0)雑談
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