2020年12月29日
DENTSの手袋


手袋といえば、やはりDENTSだろう。
DENTSの手袋といえば、ペッカリー(Peccary)が思い浮かぶが、これは、ヘアシープレザーの防寒用。
防寒はもとより、指は動かしやすく、手に吸い付くような感触は、やはり手袋の最高峰DENTSだ。
私の余所行きの手袋だ。

これとは別に普段使いのものに、イミテーションレザーのチェコの軍用手袋、イミテーションレザーのスェードのベージュのものを持っている。
軍用といっても、日本の軍手とはえらい違いだ。指が容易に動く、防寒、防傷といった機能性のみならず、デザインも優れている。
粋な海軍、野暮な陸軍といわれただけある。
私は明治政府が嫌いだ。どこかで書いたと思うが、私の家は現在の愛大の敷地内にあった。
十五師團の移轉とともに、強制撤去された。しかも保証なしでだ。
私の家は、露天商の親方と桶屋をやっていたから、土地には執着はなく、地租改正の折に登記がしてなかったのだろうが、こうした経緯から私は大日本帝國陸軍が大嫌いだ。
当然、その後継の陸上自衛隊も大嫌いだ。豊川市の中央部に位置する豊川駐屯地をとっとと山の中に移すべきだと思っている。それが豊川の都市計画に不可欠だと思う。
もっとも、大日本帝國陸軍の中にもまれではあるが、今村均(1886~1968)のような人格者もいたが……
さて、イミテーションレザーのスェードのものを普段使いと書いたが、正月などの寒い時期に和服を着用するときには、このスェードのものを着用する。
着物は、以前投稿した羽裏を誂えたものだ(https://tokosabu.dosugoi.net/e1157143.html)。
もちろん印傳の袋(https://tokosabu.dosugoi.net/e1157254.html)を提げ、ホンブルグ(https://tokosabu.dosugoi.net/e1128320.html)などの帽子をかぶる。
そして寒い時期だから防寒対策として、羽織からはみ出ないように仕立てた桟留縞(https://tokosabu.dosugoi.net/e989330.html)の綿入れを着込む。
DENTSの手袋から脱線したが、筆をおく。
追記
甲の部分が鹿の子のウールニットで、手のひらの部分が革の手袋を高校のころ愛用していた。
これもなかなか捨てがたい。いいものを見つけたら購入しようか。
Posted by 柴田晴廣 at 12:42│Comments(0)
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