2021年01月05日

眠駱駝物語

 ちょっと前の話になるが、二日の土曜日の晩は、一盃呑みながら、Eテレで芝居を見た。
 落語の『駱駝の葬禮(そうれん)』を歌舞伎化した『らくだ』(『眠駱駝物語』)が放送されていたからだ。
 この『駱駝の葬禮』については、推敲中の『牛窪考(増補改訂版)』の拾遺一「「若葉祭(うなごうじ祭)」の起源と豊川流域の「笹踊」」の補遺三「「隠れ太鼓」考」の最初の見出し「『帝都物語外伝 機関童子』に見る「若葉祭」の「隠れ太鼓」」の最初の小見出し「機関童子と「駱駝の葬禮」」の項を設けているほか、同論考の主要なキーワードになっている。また推敲中の『牛窪考(増補改訂版)』の拾遺一「「若葉祭(うなごうじ祭)」の起源と豊川流域の「笹踊」」の補遺一「「うなごうじ祭」名称考」の最初の見出し「平田派國學者・羽田野敬雄の牛久保観」の四つ目の小見出し「上若の唄う「梅が枝節」も異国起源」が伏線にいなっている。
 「『帝都物語外伝 機関童子』に見る「若葉祭」の「隠れ太鼓」」の『帝都物語外伝 機関童子』は、荒俣宏の著作であり、「機関童子」は、「若葉祭」の「隠れ太鼓」の稚児を指す荒俣氏の造語である。
 『帝都物語外伝 機関童子』の言説で直接の言及はないものの、荒俣氏は、「若葉祭」の「隠れ太鼓」の稚児と『駱駝の葬禮』とを関連付けようとしたことが伺える。
 そんなことから芝居の『らくだ』を観たのであったが、改めて観ると、いろいろと気付くことがあり、「「隠れ太鼓」考」を書き足そうと考えている。

 今晩は鯖の押しずしと稲荷ずしを作ろうと思っている。

追記(18:56)
 12月10日の「ちゃんぽん」の件名の投稿(https://tokosabu.dosugoi.net/e1167588.html)の追記で豊川市民病院のクラスター感染について言及したが、現在豊川市民病院のクラスター感染は60名。市長が竹本ではまだまだ増えるだろう。
 こいつも、鼻がもげた象をひしゃいたような見苦しい顔をした無脳のバカ象、貧相な子泣き爺・ゲースーことスカに負けず劣らずの無脳だからだ。ろくでもない自民党系の政治家はこんなもんだ。



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Posted by 柴田晴廣 at 15:58│Comments(0)牛窪考(増補版)
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